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近年、データの適正な保存やトレーサビリティが求められるようになりました。そこで、高速冷却遠心機Avanti JXNシリーズでは、GLP/GMPに最適なトレーサビリティ機能を強化し、運転履歴管理に加えて運転状況リアルタイムグラフを標準装備しました。また、大きなタッチスクリーンを採用しており、離れていても遠心状況を一目で確認できます。さらにお手持ちのモバイル端末でも運転状況を確認できるため、遠心機の近くまで状況を確認しに行く手間と時間が削減できます。また、空気摩擦低減システム(FRS)による正確な温度コントロールとエネルギー消費を最小限に抑え、遠心効率の向上にも貢献します。

高機能高速冷却遠心機 Avanti JXN-30

特長

継承されるAvantiシリーズの強さ

空気摩擦低減システム(FRS:Friction Reduction System)

チャンバー内を1/4気圧まで減圧することにより、回転するロータと空気との摩擦熱の発生を減らします。その結果、下記のメリットがあります。

  • より高い回転数、より速い加速、より正確な温度コントロールを実現します。
  • すべてのロータにおいて4℃を維持しながらトップスピードで遠心することができます。
  • 発熱を低減するので、冷却機の作動によるエネルギー消費を最小限に抑えます。

高トルクSRドライブシステム※

  • トップスピードまでの迅速な加速と減速によって、効率化を実現しました。
  • インバランストレラント機能により、目分量でバランス調整ができます。
  • メンテナンスが簡単なブラシレスモータです。

※SRドライブシステムはベックマン・コールター社によるSwitched Reluctance Drives,LTD,Leeds,UKのライセンス製造です。

自動ロータ認識機構

2種類の自動ロータ認識機構により設定を誤っても設置したロータの最高回転数を超えることはありません。また、ロータ毎の温度設定の補正も必要ありません。

  • ダイナミック・ロータ・イナーシャチェック(DRIC)
    低回転域の2ポイント間の加速時間を計測して、ロータの回転エネルギーを測定することによってロータを認識する機構ウィンデッジチェック
  • 高回転域で加速を一度止めて、減速する時間を測定することによりロータを認識する機構

使用者に配慮した設計

  • ドアオープンはフットペダルで行うため、ロータを持ったままドアを開けられます。
  • 作業面の高さは86cmで、ロータやサンプルの出し入れが容易です。

トレーサビリティと使いやすさ

GLP/GMPに最適なトレーサビリティ機能

  • FDA 21 CFR Part 11準拠へのサポートが可能
  • 回転数、湿度の推移をリアルタイムにグラフ化します。
  • 使用者、ロータ、設定などのログデータを自動的に保存します。
  • 使用者の権限を3段階のレベル設定(アドミニストレータ、スーパーユーザ、オペレータ)ができ、50人まで登録できます。
  • USBポートおよびLANポートを持っていますので、各種ログはUSBメモリなどで出力が可能です。
  • LAN環境に接続することで、後述のリモートモニタリング機能も使用できるようになります。

リモートモニタリング機能

  • お手持ちのモバイルデバイスに、専用アプリケーションであるMobileFugeをインストールすることで、ユーザが本体から離れていても機器の状況を確認できます。
  • 機器の前にいる時間を減らせるため、トータルの時間と労力の軽減に役立ちます。

視認性と操作性を重視したインターフェイス

  • 15インチLCDタッチスクリーンにより、簡単な操作で使用できます。
  • 日本語表示を含め、9か国の言語に対応しています。
  • 画面上部のカラーバーにて運転状況が容易に把握できます。

大容量遠心の効率向上

Avanti JXN-26と最大容量6 LのJ-LITE JLA-8.1000を用いることで、大容量遠心の遠心効率を大きく向上することができます。同じ最大容量6 Lのロータで哺乳類の細胞をペレット化にかかる時間を比較した場合、JLA-8.1000ロータでは約5分、40 L処理する場合で約30~45分時間を短縮することができます。

大容量遠心効率向上に関する資料はこちらからお問い合わせください。

様々なアプリケーションに対応

ウイルス:Baculovirus

高速冷却遠心機 Avanti JXN-30とスイングロータ js-24.15やJS-24.38を用いて、Baculovirusなどのウイルスを精製することができます。 昆虫細胞発見系で使用されるAutographa californica nuclear polyhedrosis virus, AcNPVの精製の一例を下図に示しました。

細胞外小胞:エクソソーム

エクソソームは、ほとんどすべての細胞腫から放出される膜小胞(直径約30~120nm)で、その回収第一選択は遠心法です。
高速冷却遠心機 Avanti JXN-30とスイングロータ js-24.15やJS-24.38を使用して回収することが可能です。エクソソームは脂質膜に包まれているためチューブへの吸着が懸念されます。このため、チューブ側面に当たった後スウィングロータで行われます。

Avanti JXN-30
最大遠心力110,500,最高回転数30,000 rpm ×gの
圧倒的なスペック

高い遠心力によりエクソソーム・ウイルス・ナノ粒子の回収も可能です。

  • 110,500 ×g: スウィングロータ JS-24.15(6本 × 15 mL)
  • 103,900 ×g: スウィングロータ JS-24.38(6本 × 38.5 mL)
  • 108,860 ×g: 固定角ロータ JA-30.50 Ti(8本 × 50 mL)
最大容量4本 × 1,000 mL、少量から大容量までをカバー

固定角ロータ JLA-9.1000により最大容量4本 × 1,000 mLを一度に処理可能です。
様々なロータにより、汎用機としても使用できます。

Avanti JXN-26
最大遠心力81,770 xg、最高回転数 26,000 rpm
25種のロータにより最適な条件を選択可能
  • 高遠心力が必要
    固定角ロータ JA-30.50 Ti:max 81,770 xg(26,000 rpm),8本×50 mL
  • 大容量が必要
    固定角ロータ JLA-8.100 Ti:max 15,970 xg(8000 rpm),6本×1000 mL
  • 多彩なチューブ・ボトルに対応
    スウィングロータ Allspin js-5.3:max 6,870 xg(5,300 rpm),4本×500 mL、24枚×マイクロプレート

仕様

  Avanti JXN-30 Avanti JXN-26
最高回転数 30,000 rpm 26,000 rpm
最大遠心力 110,500 ×g  (JS-24.15) 81,770 ×g
最大容量 4 × 1,000 mL  (JLA-9.1000) 6 × 1,000 mL
回転数制御 10,000 rpmまで:±10 rpm
10,001 rpm以上:±0.15%
10,000 rpmまで:±10 rpm
10,000 rpm以上:±0.1%
駆動部方式 高トルクSRドライブシステム
設定温度範囲 -20~+40℃(1℃刻み)
時間設定 1分~99時間59分、Hold
加速/減速 11段階/11段階+ノーブレーキ
摩擦低減システム(FRS) チャンバ―内1/4気圧
ロータ認識機構 自動認識:ダイナミック・ロータ・イナーシャチェック
およびウィンデージチェック
コントロールパネル タッチスクリーン式(15インチ)
外部接続 USBポート×1、LANポート×1
放熱量 1.5 kW(5,120 Btu / Hr)
寸法 710(W) × 860(D) × 1200(H) mm 710(W) × 860(D) × 1200(H) mm
重量 310 kg 290 kg
電源 単相   200 V、50/60 Hz、30 A 単相   200~240 V、50/60 Hz、30 A
 

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Avanti JXNシリーズ対応ロータ一覧

ポジショニングマップ

フィルター:

固定角ロータ

型式
対応遠心機
最高回転数
(rpm)
最大遠心力
(×g)
容量
(本数×mL)
チューブ・
アダプタ
一覧(PDF)
見積

JA-30.50Ti

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
26,000 81,800 8×50

JA-25.50

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
25,000 75,600 8×50

JA-25.15

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
25,000 74,200 24×15

JA-21

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
21,000 50,400 18×10

JA-20.1

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
20,000 51,500 32×15

JA-20

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
20,000 48,400 8×50

JA-18

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
18,000 47,900 10×100

JA-18.1

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
18,000 42,000 24×1.8

JA-17

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
17,000 39,700 14×50

JLA-16.250

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
16,000 38,500 6×250

JA-14.50

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
14,000 35,000 16×50

JA-14

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
14,000 30,100 6×250

JA-12

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
12,000 23,200 12×50

JLA-10.500

  • Avanti JXN-26
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
10,000 18,592 6×500

JA-10

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
  • Avanti J-HC
10,000 17,700 6×500

JLA-9.1000

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
9,000 16,800 4×1000

JLA-8.1000

  • Avanti JXN-26
  • Avanti J-26S XP
  • Avanti J-HC
8,000 15,970 6×1000

スウィングロータ

型式
対応遠心機
最高回転数
(rpm)
最大遠心力
(×g)
容量
(本数×mL)
チューブ・
アダプタ
一覧(PDF)
見積

JS-24.15

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
10,000 19,200 6×15

JS-24.38

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
10,000 18,000 6×38.5

JS-13.1

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
13,000 26,700 6×50

JS-7.5

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
7,500 10,400 4×250

AllSpin JS-5.3

  • Avanti JXN-26
  • Avanti J-E
  • Avanti J-26S XP
5,300 6,870 4×500

JS-4.3

  • Avanti JXN-26
  • Avanti J-26S XP
4,300 4,220 4×750

JS-4.0

  • Avanti JXN-26
  • Avanti J6-MI
  • Avanti J-26S XP
4,000 4,044 4×1000

連続処理ロータ

型式
対応遠心機
最高回転数
(rpm)
最大遠心力
(×g)
容量
(本数×mL)
チューブ・
アダプタ
一覧(PDF)
見積

JCF-Z

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
20,000 39,900 1250

ゾーナルロータ

型式
対応遠心機
最高回転数
(rpm)
最大遠心力
(×g)
容量
(本数×mL)
チューブ・
アダプタ
一覧(PDF)
見積

JCF-Z

  • Avanti JXN-26
  • Avanti JXN-30
  • Avanti J-26S XP
20,000 39,900 1900
Avanti JXN-30
最大遠心力110,500,最高回転数30,000 rpm ×gの
圧倒的なスペック

高い遠心力によりエクソソーム・ウイルス・ナノ粒子の回収も可能です。

  • 110,500 ×g: スウィングロータ JS-24.15 (6本 × 15 mL)
  • 103,900 ×g: スウィングロータ JS-24.38 (6本 × 38.5 mL)
  • 108,860 ×g: 固定角ロータ JA-30.50 Ti (8本 × 50 mL)
最大容量4本 × 1,000 mL、少量から大容量までをカバー

固定角ロータ JLA-9.1000により最大容量4本 × 1,000 mLを一度に処理可能です。
様々なロータにより、汎用機としても使用できます。

Avanti JXN-26
最大遠心力81,770 xg、最高回転数 26,000 rpm
25種のロータにより最適な条件を選択可能
  • 高遠心力が必要
    固定角ロータ JA-30.50 Ti:max 81,770 xg(26,000 rpm),8本×50 mL
  • 大容量が必要
    固定角ロータ JLA-8.100 Ti:max 15,970 xg(8000 rpm),6本×1000 mL
  • 多彩なチューブ・ボトルに対応
    スウィングロータ Allspin js-5.3:max 6,870 xg(5,300 rpm),4本×500 mL、24枚×マイクロプレート