高収率・高精製度でのRNA精製

Agencourt RNAClean XPはcDNA合成やin vitro転写反応などの酵素反応後の核酸を精製する試薬キットです。Eberwine1法に基づいたcDNAおよびcRNAの精製に対応し、独自のSPRI(Solid Phase Reversible Immobilization)技術にもとづく高い再現性、高純度な精製力により、mRNA発現解析に効力を発揮します。

Agencourt RNAClean XP

特長

  • cDNA、cRNAともに精製可能
  • 高い再現性を保持
  • 塩、未反応のプライマやdNTPを確実に除去
  • 遠心、真空ろ過の操作ステップが無く、自動化にも最適
  • スループットに併せた精製系の構築が可能

高回収

RNAClean XPは標準的なカラム法による精製法に比べ、より多くのcRNAを安定的に回収することが可能です。Figure 1.およびTable 1.では、一般的に用いられているカラム法に基づく他社キットとの比較検討を行いました。

Figure 1. in vitro転写反応により得たcRNA(in vitro転写反応)、およびNuGEN社RNA amplification system V2による増幅後のin vitro転写産物をRNAClean XPおよびカラム法に基づく他社キットを用いて精製した。

高純度

マイクロアレイによる解析には、cRNA精製の工程において、ヌクレアーゼを確実に除去することと、短いサイズから長いサイズのin vitro転写産物をバイアスなく回収することが重要です。RNAClean XPは確実にRNaseを除去するとともに、精製後のin vitro転写産物は短いサイズから長いサイズにいたるまでのin vitro転写産物を回収します。Figure 2.およびFigure 3.に示すとおり、Agilent社Bioanalyzerによる解析の結果、RNAClean XP は他社キットと同様の回収プロファイルを示しました。さらにTable 1.に示したとおり、RNAdvance XPは、より多くのRNAを回収することが可能です。

Figure 2. in vitro 転写産物の cRNAをA) RNAClean XP、B) カラムベースの他社キットで、それぞれ精製し、Agilent社Bioanalyzerで解析した結果。
Figure 3. NuGEN社RNA amplification system V2による増幅後、in vitro 転写により合成したcRNAをA) RNAClean XP、B) カラムベースの他社キットで、それぞれ精製し、Agilent社Bioanalyzerで解析した結果。

様々な酵素処理後の精製に対応

RNAClean XPは様々な酵素処理後の核酸精製に使用可能です(リストはTable 2.をご参照ください)。人体及び環境に有害となる有機溶剤の使用も無く、また遠心、真空ろ過の操作ステップが無いため、自動化にも適します。

大量処理も可能な効率の良いプロセス

RNAClean XPは磁性ビーズを用いており、96ウェルベースでの大量処理にも適しています。
ベックマン・コールターの自動分注機Biomekシリーズによる自動化も可能です。Biomek FXPを用いれば、288サンプルからのRNA精製を、約1時間分で処理可能です。
Biomekによる自動化の詳細

実験ステップ

  • 1. および 2. 反応液にRNAClean XPを加え、SPRI磁性ビーズにPCR反応産物を結合させる。
  • 3. SPRI磁性ビーズをマグネットプレートで分離し、夾雑物を除く。
  • 4. エタノールで洗浄する。
  • 5. および 6. SPRI磁性ビーズに結合した核酸を溶出する。

仕様

内容構成

  • RNAClean XP Reagent

マニュアル・SDSなど

アプリケーションノート

Order Information

製品名 サイズ 製品番号 価格(税別)
Agencourt RNAClean XP 40 mL
(20μL系-1111サンプル分, 10μL系-2222サンプル分)
A63987 ¥118,000
450 mL
(20μL系-12500サンプル分, 10μL系-25000サンプル分)
A66514 ¥980,000

マグネットアクセサリ

使用時に必要です。

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