バージョンアップした GenFind V3 が新発売

血液から高収率・高精製度でゲノムDNA抽出

Agencourt Genfind v2は全血や血漿/血清からのゲノムDNA抽出キットです。 キットに含まれる SPRI磁性ビーズは均一で微小なため、既存のカラム法に比べて核酸との結合表面が洗浄バッファーに露出する確率が高く、高純度の全核酸を精製することができます。さらに、SPRI磁性ビーズの形状と大きさが均一であるために、 高い再現性でのDNA抽出を可能とします。また、SPRI磁性ビーズは核酸との結合面積が大きいために高収量の核酸を得ることができます。

※ PAXgene保存血液からのRNAの抽出には、RNAdvence Bloodをご使用下さい。
※ PAXgene DNA保存血液、FTAカード保存血液、細菌、口腔スワブ、洗口液、だ液、Oragene保存だ液、培養細胞、組織、マウステールからのDNA抽出にも対応しています。詳しくは下部のアプリケーションノートの項をご参照下さい。

OrageneはDNA Genotek Inc.の、PAXgeneはPreAnalytiX GmbHの登録商標です。

Agencourt Genfind v2

特長

  • 高収量:200μLの全血から~6μgのゲノムDNAを精製
  • 50~400μLもしくは200μLの全血に対応
  • 高い再現性で高純度なゲノムDNAを精製
  • 真空ろ過や遠心の必要がなく、全血処理はBiomekによる自動化専用に開発された試薬
  • 最短約2.5時間の実験操作

高収率

Genfind v2は様々な抗凝血剤存在下でも高収量のゲノムDNAを抽出することが可能です(Figure 1)。さらに安定した抽出量を得られています。

Figure 1. 各社抽出キットによる各抗凝固剤を含む全血からのDNA収量の比較
クエン酸(Citrate)、EDTA、ヘパリン(Heparin)を添加した凍結ヒト全血200μLから、Genfind v2及び他社抽出キットを使用して抽出したDNAの収量(n=8)。DNA収量は吸光度計を用いてA260により算出した。

高く安定した精製率

様々な抗凝血剤存在下でもGenfind v2を用いて高い精製度でDNA精製を得ることができます。他社製品に比べ、異なる条件下でもより安定的に塩やタンパク質の夾雑物を取り除くことが可能で、精製度の高いゲノムDNAを抽出可能であり、抽出の失敗などのリスクを抑えることができます。

Figure 2. 各社抽出キットによる各抗凝固剤を含む全血からのDNA精製度の比較
クエン酸(Citrate)、EDTA、ヘパリン(Heparin)を添加した凍結ヒト全血200μLから、Genfind v2及び他社抽出キットを使用して抽出したDNAの収量及び精製度(n=8)。

断片化されていないインタクトなDNAの回収

Genfind v2により回収されるDNAは断片化されておらず、インタクトな状態でのDNAを回収することが可能です(Figure 3)。このため様々なダウンストームのアッセイに使用することが可能です。

Figure 3 Gnefind v2で得られたDNAのアガロースゲル電気泳動の結果
Genfind v2により200 μL のヒト全血から抽出精製したゲノムDNAを、200 μLの純水で溶出したうち、1 μL を0.8%アガロース電気泳動に供した。
M=1 kb ラダーマーカー, レーン1および2=クエン酸添加全血, レーン3および4=EDTA添加全血, レーン5および6=ヘパリン添加全血

ダウンストームのアッセイでも安定した結果を得られる高精製度

血液からのDNA抽出は抗凝固剤の影響などからダウンストリームのアッセイが不安定な傾向があります。Genfind v2ではPCRなどの下流アッセイにも高い再現性で、安定した結果を得ることが可能です(Table 1)

Table 1. 各社抽出キットにより抽出されたゲノムDNAのCt値の比較
EDTAを抗凝血剤として含む全血からGenfind v2を用いて抽出したゲノムDNAと、他社製試薬キットを用いて抽出したゲノムDNAについて、qPCRを行いCt値を比較した。

使用したキット Ct値(10 ng DNA) Ct値(1 ng DNA)
Agencourt Genfind v2 21.50 ± 0.37 24.19 ± 0.17
Bキット(Silica Beads) 21.40 ± 0.15 24.23 ± 0.48
Cキット(Silica Column) 20.18 ± 0.20 22.96 ± 0.31
Dキット(Silica Column) 21.35 ± 1.03 24.35 ± 0.77

大量処理も可能な効率の良いプロセス

Genfind v2は磁性ビーズを用いており、96ウェルベースでの大量処理にも適しています。
ベックマン・コールターの自動分注機Biomekシリーズによる自動化も可能です。Biomek FXPを用いれば、96サンプルからのDNA抽出を、約2時間30分で処理可能です。
Biomekによる自動化の詳細

実験ステップ

  1. Lysis BufferおよびプロテナーゼKにより全血もしくは血清を溶解
  2. 核酸をSPRI磁性ビーズに結合させる
  3. SPRI磁性ビーズを磁気で分離
  4. Wash Buffer 1 でSPRI磁性ビーズを洗浄し、夾雑物を除く
  5. Wash Buffer 2 でSPRI磁性ビーズを洗浄し、夾雑物を除く
  6. SPRI磁性ビーズから核酸を溶出する
  7. 溶出液を新しいチューブもしくは96ウェルプレートに分取する

仕様

内容構成

  • Lysis LBC (Lysis Buffer)
  • Bind BBB (Binding Buffer)
  • Wash WBB (Wash 1)
  • Wash WBC (Wash 2)
  • Proteinase K
  • Proteinase K Buffer

マニュアル・SDSなど

アプリケーションノート

Order Information

製品名 サイズ 製品番号 価格(税別)
Agencourt Genfind v2
50 Preps (400 μL系)
100 Preps (200 μL系)
A41499 販売終了
192 Preps (400 μL系)
384 Preps (200 μL系)
A41497 ¥120,000
2400 Preps (400 μL系)
4800 Preps (200 μL系)
A83078 ¥1,360,000

96ウェルプレートプロトコールでの最大処理容量は200μL、チューブプロトコールでの最大処理容量は400μLとなります。

マグネットアクセサリ

使用時に必要です。

関連情報