大容量高速冷却遠心機システムAvanti J-HC は、4 x 2,250mL 計9Lを7,500xgで遠心可能で、細胞、沈殿物、哺乳動物細胞やバクテリアなど培養液の大容量分離に大きな進歩をもたらすシステムです。遠心用ボトルに直接取り付けるだけでサンプルの回収・保存の簡便化とボトルの洗浄工程の削減が可能な、使い捨ての滅菌ハーベストライナーシステムを併せて導入することで、より高いパフォーマンスと有用性を発揮します。
使用製品:スウィングロータJS-5.0 &ハーベストライナー
Avanti J-HC と、最大処理容量9 L のスウィングロータJS-5.0 をJ-Wide ラブウエアアセンブリおよびハーベストライナーシステムとを組み合わせて使用することで、バイオプロセシングの遠心処理のスループットを向上させることが可能です。このシステムは、バクテリア、酵母、組織ホモジネートの遠心分離に非常に適しています。JS-5.0 を最大遠心力7,480 xgで7 分間遠心することで、大腸菌を99.7% 回収できます。したがって、1 時間当たりに換算すると、36 L 以上処理が可能です。
使用製品:固定角ロータJLA-8.1000 &ハーベストライナー
固定角ロータJLA-8.1000 は、ハーベストライナーを組み合わせて使用することで、6 L のサンプルを10 分以内に処理できます。JLA-8.1000 は軽量化された構造で、着脱式のキャニスタの採用により、大容量でのサンプル処理において非常に使いやすいロータです。J-LITE ボトルとキャップクロージャは、培養槽からのバクテリアおよび酵母細胞のペレットダウンによる回収や、ホモジネートからの細胞のデブリス除去、ワクチン製造のためのウイルスや多糖の大容量精製に非常に適しています。JLA-8.1000 は最大遠心力15,970 xgで遠心することができ、高いハイスループットを発揮します。
使用製品:スウィングロータJS-4.2A
最大容量6 L のスウィングロータJS-4.2A は、哺乳類や昆虫培養細胞などの遠心力によって潰れやすい細胞サンプルを、最大遠心力5,020 xgで細胞が潰れることなくペレッティングすることができます。JS-4.2A は最高回転数4,200 rpmで1,000 mL ボトルを6 本処理でき、1 度に合計6 L を遠心処理できます。
製品名 | Avanti J-HC |
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製品番号 | 367501 |
最高回転数 | 10,000 rpm |
最大遠心力 | 17,700 ×g |
最大容量 | 4 × 2,250 mL 計9 L |
放熱量 | 2.0 kW(6,900 Btu / h) |
速度制御精度 | ±25 rpm |
温度制御精度 | ±2°C |
設定温度範囲 | -10~+40°C |
加速 / 減速 | 2種類 / 13種類 |
プログラム | 2ステップ × 30プログラム |
空気摩擦低減システム(FRS) | 有(1/4気圧) |
ビューイングポート | 有 |
重量 | 300 kg |
寸法 | 710(W) × 860(D) × 1,160(H) mm |
電源 | 単相 200 V、30 A、50 / 60 Hz |
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型式 対応遠心機 |
最高回転数 (rpm) |
最大遠心力 (×g) |
容量 (本数×mL) |
チューブ・ アダプタ 一覧(PDF) |
見積 |
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JA-10![]()
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10,000 | 17,700 | 6×500 | ||
JLA-8.1000![]()
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8,000 | 15,970 | 6×1000 |