動的光散乱法の測定原理

はじめに

近年、新素材・新材料の研究・開発が盛んになっており、特にナノ粒子特有の機能の応用が活発化しています。また、サブミクロンレベルでのエマルション、インク・顔料などの分散性の評価や、研磨材の品質管理などの重要性がますます増えてきています。液体中の粒子がブラウン運動により拡散する速度(拡散係数)を計測することで粒子径を測定する動的光散乱法は、簡便性からナノ粒子の測定に使用されています。拡散速度は、溶媒の温度、溶媒の粘度、粒子サイズの3つの要素により決まります。溶媒の温度と粘度と屈折率が既知であれば、簡単に数分間で粒子径が求められます。ナノ粒子アナライザーが粒子径と分子量を求めるために採用している動的光散乱法について説明します。この測定原理は、ブラウン運動および光子相関法(PCS)を用います。