Vol.43 ロータのO-リング取り外しは、これにお任せ!
-ベックマン・コールターの優れもの遠心機アクセサリ達 その4-

前回は、ロータからチューブやアダプタ類を取り出すための様々な専用工具を紹介いたしましたが、最後にもう一つだけ是非とも紹介したい、とっておきのツールがあるのです。

それはO-リング取り外しのためのツールです。
ロータの蓋外周部に付いている直径10数cmの大きなサイズのO-リングであれば、工具がなくても取り外すことができますが、小さなサイズのものや、スウィングロータのO-リングなど取り外しにくいものもあります。この場合ほとんどのユーザーはピンセットを使用されているのですが、これではロータ表面を傷つけてしまう恐れがあります。
そこで使っていただきたいのが、下の写真のツールなのです。
金属の先端が鉤状になっており、その鉤の腹部分は丸くなっています。この部分をO-リングの端を押し込むと、ロータ表面を傷つけることなく簡単に取り外すことができます。

固定角ロータのハンドルのO-リングは、数cmと短く太いために伸びにくく、そのため取り外しにくいのですが、O-リングの端にこのツールを押し込むと簡単に取り外すことができます。

スウィングロータのバケット用O-リングは少し奥にあるので、取り外すためには何らかの工具が必要です。
この時にもこのツールは有効です。ロータを傷つけることなく、O-リングを引っ掛けて外すことができます。

このツールは、弊社の引き抜き工具(製品番号:978354)になります。
でも、このツールは、みなさんが見たことのあるものですよね。手芸好きの方は当然わかっておられると思います。
“レース編かぎ針”という商品名のものです。
これを求めるためには、手芸用品屋さんに行けばもちろんありますが、100円ショップでも3本組で売られていました。
あなたのラボにも是非お揃えください。

本一口メモVol.2 で遠心機を安全に使用するために、O-リングのメンテナンスがいかに重要であるかを述べていますが、それを実行するための安価な優れものツールなのです。