vol.36 世界最小容量の超遠心チューブ
-ベックマン・コールターの優れ物ロータ達 その2-

今回も、前回に引き続きベックマン・コールターが誇れる遠心機ロータをご紹介します。
卓上型超遠心機用のスウィングロータTLS-55です。
このロータは世界初のトップローディング(Top-loading)式スウィングロータとして1984年に発売されたということを、Vol.7で紹介させていただきました。
このメリットは、バケットをミスフックすることがない安全で操作が簡単なロータであり、また遠心後にバケットのみを先に取り出すことによって、分離後のコンタミなどを防ぐことができるというものでした。

さらにこのロータはアダプタを用いて世界最小の175 μL超遠心チューブが使用できるのです。
最も少ない容量で超遠心分離するためには、どのロータを選べばいいですか?
という質問を受けることがあります。
このロータとチューブ、アダプタの組み合わせが、まさにその回答となります。

右の写真の中央が175 μL PEチューブ、下がアダプタに入れた175 μL PEチューブ、上は大きさを比較するための1.5 mL微量遠心チューブです。
このチューブは容量が小さいのですが長さが20mmの細長いチューブであること、また沈降経路長が長いスウィングロータを用いて遠心するということで、遠心後のペレットまたは上清が容易に採ることができるのです。

マウスの尾静脈からの血清や昆虫体液などの希少サンプルのペレッティングには最適なロータ、チューブの組み合わせになります。是非お試しください。

トップローディング式
スウィングロータTLS-55

最高回転数:55,000 rpm
最高遠心力:186,000 ×g
最少容量チューブ:175 μL × 4
最大容量チューブ:2.2 mL × 4

次回もまた、優れものロータを紹介させていただきます。