vol.34 マイクロプレート用ロータのサンプル配置法

これまで、Vol. 5 / 6 / 28においてスウィングロータのサンプル配置法を、また、Vol.29において固定角ロータのサンプル配置法のお話しをしてきました。今回はマイクロプレートを遠心する場合のサンプル配置法をご説明します。
サンプル配置法の基本的な考え方は、遠心チューブの場合と同じで次の二つのことを守ることです。

  1. 回転軸に対して対称になるように配置する
  2. 水平にスウィングさせるために重心がスウィング軸上にあるように配置する

マイクロプレートはサンプルを端のウェルから順番に埋めてゆくことが、通常の使用法ですが、予め遠心することがわかっているときには、次のようなサンプル配置は正しくありません。

次の図が正しいプレート内サンプル配置法になり、さらにもう一枚のプレートを回転軸に対して対称に配置します。

次の図はマイクロプレートを架けたロータが正しく水平( 90°)にスウィングしている状態です。
マイクロプレートをロータに架けた状態で、もしプレート内の重心がスウィング軸より外側にあるときには、90°以下でスウィングします。
また重心がスウィング軸より内側にあるときには90°以上でスウィングします。

マイクロプレートのウェル内でペレットが端に寄っているような場合には、もしかしたら上記の理由で水平にスウィングしていないことが原因かもしれませんね。
1ウェル内のサンプルは少量なので、誤差範囲にはいるのではないかと油断しがちになります。ウェル数が多くなるとかなりの差になってきます。またディープウェルプレート、スクウェアウェルプレートなどの深いプレートの場合には容量が大きいため、特に注意が必要です。
日頃からプレート内の重心がどこにあるかを意識して、安全で正しい遠心を心がけてください。