ベックマン・コールター株式会社 Webセミナー

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ベックマン・コールター株式会社 Webセミナー
多発性骨髄腫(1):多発性骨髄腫の病態とマルチカラー・フローサイトメトリー解析

福岡大学医学部 細胞病態解析学講座
福岡大学病院 腫瘍・血液・感染症内科
渡辺 信和 先生

概要

多発性骨髄腫(multiple myaloma:MM)は、B細胞が形質細胞(plasma cells: PC)へ分化する過程で起こる染色体異常を契機として、蛋白質の異常発現や遺伝子変異が蓄積した結果発症します。我が国の患者数は約1万8千人で、造血器悪性腫瘍の10?15%、全がん患者の約1%を占めています。60歳以上で発症することがほとんどですが、高齢化を背景に近年患者数が増加しています。貧血による息切れや骨病変による腰痛などで来院したり、検診や人間ドックの血液検査で見つかることが多いです。異常な抗体産生細胞がモノクローナルに増殖するため、単一のγグロブリンが血清や尿の蛋白質電気泳動で鋭いピーク(M蛋白)として検出されます。

ほぼ全てのMM症例が、前がん状態である意義不明の単クローン性γグロブリン血症(monoclonal gammopathy with undetermined significance:MGUS)を経て発症します。MGUS患者の一部は骨髄腫細胞がさらに増加し、くすぶり型骨髄腫(smoldering multiple myeloma:SMM)に進行すると、MMを発症する確率がさらに高くなります。MGUS患者のうち、MMやアミロイドーシスなどを発症する確率は、生涯で約25%と言われています。

マルチカラー・フローサイトメトリー(FCM)による骨髄腫細胞の解析では、骨髄細胞をCD38とCD138で展開し、正常なPCと骨髄腫細胞をまとめてCD38+CD138+細胞としてゲーティングします。つぎに、CD38+CD138+細胞をCD19とCD56で展開し、異常な骨髄腫クローンをCD19-CD56+分画、あるいはCD19-CD56-分画として検出します(CD19+CD56+分画は稀)。正常なPCのフェノタイプはCD19+CD56-ですが、骨髄腫では正常PCの頻度が極めて低いことが特徴です。

当日のWebセミナーではMMの病態と、MMのマルチカラー・FCM解析について、EuroFlowコンソーシアムが推奨している8カラー解析を中心にお話しします。

(※ この動画は、2018年4月4日に開催されたWebセミナーを録画・一部編集したものです。)


Webセミナー シリーズ


  1. 多発性骨髄腫(2):新規薬剤による多発性骨髄腫の予後の改善と抗CD38抗体医薬(ダラツムマブ)による骨髄腫細胞からのCD38の消失

    福岡大学医学部 細胞病態解析学講座
    福岡大学病院 腫瘍・血液・感染症内科
    渡辺 信和 先生

    ダラツムマブ投与後にCD38が検出されない場合の骨髄腫細胞の検出法や、トロゴサイトーシスに関する最新の話題もお話しします。


  2. 細胞アッセイの自動化の実例 ~ Biomek i-Seriesでラボオートメーション ~

    フローサイトメトリーのための細胞染色、超遠心分析法の測定原理、トランスフェクションの最適化、細胞培養・継代・播種の自動化のような一般的な細胞アッセイの自動化の実例を、動作の様子やデータを交えてご紹介いたします。


  3. いまさら聞けない超遠心分析法の基礎 ~なぜタンパク質研究に用いられるのか~

    溶液中のタンパク質の物性(どういう状態なのか?)を知ることのできる超遠心分析の原理とデータの見方を簡単に解説します。


  4. FFPEからのジェノタイピングを加速する、FormaPure DNA核酸抽出キットと自動化ソリューション

    弊社SPRIビーズ法によるFormaPure DNAの抽出原理・高品質な抽出核酸を用いたアプリケーション・自動化例をご紹介いたします。


  5. DNA断片のサイズセレクションをゲルフリーで行うSPRIselectの使用方法とアプリケーション

    次世代シーケンスライブラリの調製の効率化や、従来ゲルバンド切り出しを行っていたDNA実験を大幅に省力化する手がかりを提供いたします。


  6. 新製品 Biomek i-Series のご紹介

    ユーザーが使いやすく、信頼性の高い結果を生むことができるシステム。それが Biomek i-Series です。本セミナーでは、Biomek i-Series の概要と新しい機能をご紹介いたします。


  7. エクソソーム精製のゴールドスタンダード 超遠心法のメリットと実験のコツ

    エクソソーム精製における超遠心法を選択するメリットとその具体的なプロトコールおよびコツをご説明します。


  8. リキッドバイオプシー・FFPE検体解析を加速する miRNA / セルフリーDNAのビーズ精製と自動化

    Agencourt SPRI核酸抽出キットのプロトコル改変による血漿検体からのmiRNA/セルフリーDNAの同時精製、FFPE検体からのmiRNA/mRNAの同時精製アプリケーションを紹介します。


  9. Agencourt AMPure XP と シリカカラム精製キット PCR産物精製パフォーマンスの比較

    Agencourt AMPure XP 磁性ビーズ精製の作業時間や精製収量がカラムキットよりも優れていることを、実験ムービーを交えて解説します。


  10. 遠心機ロータの安全な取扱方法【前編】

    遠心機ロータを不適切に取り扱った場合の例


  11. 遠心機ロータの安全な取扱方法【中編】

    遠心機ロータの安全な使用方法「サンプルバランスを正しくとる」「サンプル密度を考慮して使用する」


  12. 遠心機ロータの安全な取扱方法【後編】

    遠心機ロータの安全な使用方法「ロータ本体、フタ、バケットを正しくセットする」「チューブ、アダプタ、ツールを正しく使う」「適切にメンテナンスされているロータを使う」